2012年8月7日火曜日

渡辺翁記念会館




幼い頃、バレエの発表会や音楽会でさりげに通っていた山口県宇部市の「渡辺翁記念会館」。実はこの建物、国内外で著名な建築家村野藤吾氏の代表作で国の重要文化財に指定されたことを後に知りました。本日、何十年かぶりに見学ツアーに参加して、改めて曲線流美なモダニズム建築の美しさに魅惑されたのです。「昭和初期のモダンな雰囲気を残している」と言うことで「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のロケ地としても使われたそうですよ。知らなかったぁ。


骨格豪壮な堂々たる外観

玄関サイド壁面:炭都の象徴「鉱夫のレリーフ」




いきなり1階エントランス柱トップのグラデーションに感動

ガラスブロックの天窓

2階ホワイエ:市松模様のテラゾー床も緩やかなカーブに

天井のディテール

舞台両端の大臣柱

金具は鷲をモチーフとした装飾

壁面に描かれた「未来の宇部」

歴史を感じさせる開館当時からの長椅子

ガラスブロックの採光

花形外棚

村野氏デザインの照明器具



屋上のらせん階段

建築中の記念会館

曲率を変えた3つの壁面でダイナミックに構成されてます


照明器具や家具・金具など、細部まで繊細にデザインされた装飾品の数々にもの凄く感動しました。
音響学者・佐藤武夫氏の助言を受けて建てられた同ホールは音響効果の優れたホールとしても有名だそうです。10月には「辻井伸行氏」の演奏も予定されてるとのこと。とっても楽しみです!!



あなたの夢と憧れを形にいたします。
ユンヌピエールアンプリュス